リビングデザインセンターOZONE に行ってきました!

開かれた図書館の先進事例調査の一環として、リビングデザインセンターOZONE(以下、「OZONE」)を視察してきました。
OZONEは、東京都新宿区にあり、家具や生活用品を取り扱うザ・コンランショップをはじめ、住まいに関する多様なショールームや情報とコンサルティングのフロアを備えた、住まいとインテリアのソリューションセンターです。また、同施設には、住まいとインテリアに関する専門家が常駐しており、住まいづくりの相談をすることが可能です(30分/無料、90分/有料)。
さて、リビングデザインセンターOZONEには、3つのライブラリーがあります。
1つ目は、インフォメーションカウンターに併設する「ハウジングライブラリー」です。ここでは、住まいやインテリアの基本、トレンド情報の収集に役立つ書籍、雑誌を閲覧することができます。
2つ目は、住まいづくりカウンターに併設する「住まいづくり情報コーナー」です。ここでは、具体的な家作りの情報収集に役立つ書籍、雑誌を閲覧することができます。
そして、3つ目は、CLUB OZONEスクエア内にある「カタログライブラリー」と「ビジネスラウンジ&ライブラリー」です。ここは、リビングデザインセンターOZONEの会員(CLUB OZONE)(注1)だけが、利用できるライブラリースペースであり、住宅関連商品のカタログ及び専門性の高い書籍(5000冊)、雑誌国内75誌、海外50誌(バックナンバー8500冊)、DVD80本、ビデオ190本、CD-ROM40本を閲覧することができます。また、「ビジネスラウンジ&ライブラリー」には、ワークスペースやミーティングルームが備わっており、事務作業を行うことも可能です。
リビングデザインセンターという施設名称が示すように、OZONEは、デザインと快適性へのこだわりが随所に見られる洗練された空間でした。例えば、「ビジネスラウンジ&ライブラリー」では、ガラス張りの開放的な空間であると同時に、利用者が他人の動きを意識せずに作業に集中できるように、利用者の目線が届く範囲までは曇りガラスを使っています。
施設を案内してくださった方に採算性について聞いてみたところ、
「それよりも住まいの情報センターのなかで、ライブラリーは資料性が高く、魅力ある存在として支持されていることを重視している。住まいづくりに関わる方々に対し、情報収集の一助として活用してもらえればという思いから、図書館の運営を続けている」とのお答えでした。
都会の喧騒の中に、OZONEのような上質かつ落ち着いた空間があることは、大変な驚きでした。
ショールームコンランショップなどは、ゆっくり見ることができなかったので、今度は、プライベートで行ってみようと思います。

Living Design Center OZONE
http://www.ozone.co.jp/index.html

(注1)CLUB OZONEには、レギュラー/ユース/プロフェッショナルの3タイプがあり、年会費等は以下の通りです。
レギュラー会員    :入会金 無料、年会費 1,500円 
ユース会員      :入会金 無料、年会費 1,500円  
プロフェッショナル会員:入会金 3,000円、年会費 3,500円 
なお、レギュラー及びユース会員は「カタログライブラリー」利用可能、プロフェッショナル会員は「カタログライブラリー」「ビジネスラウンジ&ライブラリー」利用可能です。
http://www.ozone.co.jp/club/index.html